【雪王】雪王の塗装の方法など
こんにちわ!すっかりご無沙汰してしまいました。
ムシバです。
今年は雪が降るのが 遅かった為なのか
12月に入ってから雪王の塗装に関しての問い合わせがとても多くありました。
希釈はどれくらいすればいいの?
シンナーはラッカーでもいいのか?
ローラーや刷毛塗りの時は、シンナーは不要?等々…。
今回はそんな疑問にもお答えしたいと思います。
それでは、まずは塗装のしかたです。
1 塗装の前処理をします。
古い塗装(塗膜)は、浮いていたりしている様な脆くなったところを
剥がします、しっかりした塗膜は残したままで大丈夫です。
サビた箇所はサビはもちろん、その回りも塗膜を剥いでサビをできるだけ
除去します。
2 サビていた所に黒サビ転換剤(ラストスイッチ)を塗布します。
ピカピカにして一見サビがないようでも酸化(サビ)は始まっているし、
目に見えないサビが残っているので実施した方がよい行程です。
3 雪王をよく撹拌します。
どんな塗料もそうですが樹脂や顔料などが均一になるように
撹拌することが大切です。特に雪王は機能性塗料なので、撹拌不足で
雪が滑らないようなことになったら意味がありません。
4 雪王を塗装します。
ご留意点
雪王専用シンナーを使用します(希釈は重量比10%まで。
例えば4kgの雪王に対してシンナーは400gまでとなります。)
スプレー塗装の場合は、スプレーガンの口径2.0mm以上
いつもより、エアーを若干絞り気味にして、ゆっくりスプレーガンを動かして
塗装してください
厚塗りは厳禁(目安30μm 1μmは1000分の1mmです)
ローラーや刷毛での塗装の時は、シンナーで希釈しなくても塗装できますが
冬場(気温が低い時)などの塗料の粘度があがっている時は、シンナーで
希釈して塗りやすくしたほうが良いです。(最大希釈10%は厳守です)
5 乾燥
屋外に出すのには、最低でも指触乾燥までは待ちましょう。それでも雨染み等
が付くことがあります。
早く乾燥させるには、室温を上げる、風を当てる(ただし、湿気の多く含んだ
空気は白化の恐れがります)などが有効です。
強制乾燥(遠赤や乾燥炉など)を行う場合は、物温が50度以下になるように
気を付けて下さい。ワックスの物性が変化して滑雪性能が損なわれます。
なんか、たくさんお伝えしましたが
「え~っ!雪王って面倒!」って思わないでください。
要は、「サビを落とす」「塗料をよく混ぜる」「シンナーの希釈量を守る」「塗装する」「よく乾燥させる」することは以上の5個だけです。
上手に使って快適な除雪作業を!
それでは今回はこの辺で!
最後までお読み下さり、ありがとうございます!
ムシバ 拝
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